サイの多足歩行にかける青春(MAの存在価値)
出典: 機動戦士ガンダムSEED Revival
[編集] はじめに
- シゲト
- サイ兄ー、居るー?
- サイ
- どうしたんだ?
- シゲト
- あ、いや。俺達、モビルスーツは有ってもモビルアーマーは持って無いよな。
- コレってなんで?
- サイ
- どうしたんだよ、急に?
- シゲト
- こないだ、薔薇の連中がモビルアーマー持ち出したの見ててふと思ってさ。
- 火力凄そうだったし。
- サイ
- ああ。『火力』は確かに凄まじいだろうな。
- シゲト
- なんか引っかかる言い方だなぁ・・・
- サイ
- そりゃそうさ。モビルスーツとモビルアーマーは戦略の段階から違うんだ。
- シゲト
- え?どー言うこと?
[編集] モビルアーマーの存在価値
- サイ
- 第一次大戦の頃に話を遡るけど、当時はジン1機とメビウス5機でやっと互角だったんだ。
- メビスウゼロって機体になると1対1でジンよりやや優勢、ってとこまで持ち直すけど、ガンバレルあってのキルレシオだからな。
- シゲト
- ああ、例のバケモノじゃないと使い物にならない兵装ね。
- サイ
- うん。だから、どうしたって数は限られてくる。
- 対してザフトはジンに乗った一般兵でそれと同程度の戦力なんだ。
- しかも、モビルスーツはドンドン強力な新型に替っていく。
- シゲト
- 連合が焦ってモビルスーツ開発する訳だ。
- サイ
- 第二次ヤキン・ドゥーエ戦あたりになると、モビルアーマーには、もはや核ミサイルキャリア程度の役割しか無くなったんだ。
- シゲト
- 悪名高き「ピースメイカー隊」か。
- でも、未だに新型のモビルアーマーが開発されてるよな。
- サイ
- そう。第一次大戦後、連合でモビルアーマーに対する認識が一変したからなんだ。
- シゲト
- どう言う事?
- サイ
- 「モビルスーツとは別の小型機動兵器」から「極限まで小型化した戦闘艦」にシフトしたって言うのがニュアンスは近いな。
- シゲト
- ちょっと!ソレじゃもう機動兵器じゃ無いじゃん!
- サイ
- 当時は凄かったぞ~。陽電子リフレクターは普通に装備するわ、戦艦用のビーム砲を当然のように装備するわ。
- シゲト
- なんか、凄いことになってそうなんですが。
- サイ
- そもそも、コーディネーターとナチュラルは身体能力にトンでもない差があるのは知ってるだろ?
- で、モビルスーツはその凄い身体能力で操作するのが前提の造りなんだ。
- シゲト
- だから、ナチュラルでも操作できるOS積んで、簡単操作で同程度の戦闘能力を持つモビルスーツが開発されたんだよな。
- サイ
- ああ。だから、モビルアーマーはそのまま消え去る筈だった。
- でも、誰かが考えたんだ。『ナチュラル一人では無理でも、複数のパイロットなら一人のコーディネーターに対抗できる』ってね。
- シゲト
- 凄い発想の転換だな。
- サイ
- 複数のパイロットを乗せるのにはコクピットは元のモビルアーマーのままじゃ狭すぎる。
- それに、パイロットが複数になると、火器管制にも余裕が出るから武装が増えても対応出来るようになる。
- で、いっそのこと機体を大型化して、武装も強化したんだ。
- シゲト
- なるほど……
- サイ
- お蔭で機動性はガタ落ちになったんで、陽電子リフレクターで防御能力を上げたりしたんだ。
- 替りに火力は絶大なものになったけど。
- シゲト
- つまり、モビルスーツと運用方法が全然違う訳ね。
- サイ
- その性質上、大規模な拠点や兵站がないと運用は厳しいんだ。
- シゲト
- うーむ。
- 結局、世の中お金なのね……
- サイ
- 世知辛い話だけどな。










