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ユウナの良くわかる世界観(東ユーラシアの意味)

出典: 機動戦士ガンダムSEED Revival

目次

はじめに

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ユウナ
いやぁ、まいったな。

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ソラ
どうしたんです?

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ユウナ
いやなに、今回のテーマは「東ユーラシア」にしようと思っているんだけど、あまりに範囲が広すぎて、どうしたモンだろうと思ってね。

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ソラ
そんなに色々あるんですか?

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ユウナ
まあね。何しろ、我らがガルナハンがある場所だからね。

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ソラ
なら、なんでリーダー達がガルナハンに来たのかを教えてくださいよ。

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ユウナ
なるほど。なら、今回は「東ユーラシアの意味」と題して、東ユーラシアの現状を話してみようか。

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ソラ
は~い。よろしくお願いします。

統一地球圏連合の正義

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ユウナ
さて、東ユーラシアを語るには、まずは旧ユーラシア連邦のことを話さないといけないね。

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ソラ
もともと、東ユーラシアと西ユーラシアは一つの国だったんですよね。

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ユウナ
うん。その通りだね。
第二次汎地球圏大戦におけるユーラシア連邦の受けたダメージは国を分断するくらいに大きなものだったんだ。

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ソラ
戦争って……悲惨です。

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ユウナ
まったくその通りだね。
でも、「なぜ戦争が起きるのか?」という問題を考えることなく、「戦争はダメ」と言っても全く意味が無いんだ。

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ソラ
でも、戦争は良くないですよ。
人が死んじゃうんですよ?

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ユウナ
まさに、統一地球圏連合の掲げる正義とはソラ君の言うような「生命至上主義」にあるんだ。
そして、人々は自らの存在価値を「生きること」そのものにされてしまった。

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ソラ
だって、死んじゃったらおしまいじゃないですか。

生きる努力

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ユウナ
ソラ君はオーブで暮らしていたから、特にそう感じるだろうね。
確かに命は大事だ。ものすごく大事だ。
世界は生きている人々の思いによって左右されるのだから。
だから統一地球圏連合の提唱する「生命至上主義」は非常に多くの人々に受け入れられた。

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ソラ
そうですよ。
命を粗末にする人がいっぱいいるから、戦争なんて起きるんですよ。

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ユウナ
そう。まさにそれが「生命至上主義」の与える甘美な幻想なんだ。
「みんなが命を大切にすれば戦争は無くなる」っていう幻想をね。

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ソラ
違うんですか?

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ユウナ
ソラ君はリヴァイブのみんなが命を粗末に考えていると思うかい?

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ソラ
……それは……

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ユウナ
僕も思わない。それでも僕達は人を殺して生きている。
それはやっぱり「生きる」ためだ。
おかしいと思わないかい?
みんな命を大事に思っているのに、一向に戦争はなくならない。

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ソラ
相手の命を自分の命と同じくらい大切に思っていれば……

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ユウナ
本当にね。
それが出来れば、本当に争いの無い世界は出来るかもしれない。
でも、それが出来るまで、人は待てないんだ。

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ソラ
……何をですか?

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ユウナ
やっぱり「生きることを」さ。
悲しいけれど、全ての人が普通に暮らしていけるほど、世界には余裕が無い。
だから、人は奪い合わないと「生きていけない」。

東ユーラシアの希望

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ソラ
戦争はとめられない……ってことですか?

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ユウナ
いや、避けられないのは「富の不足」であって、「戦争」じゃない。

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ソラ
どういうことですか?

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ユウナ
簡単なことさ。富は限られている。消費する民は富に対して多すぎる。
だから奪い合いが起きるわけだけれど、この奪い合いは必ずしも「戦争」という形をとるわけじゃない。

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ソラ
???

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ユウナ
例えば、ガルナハンには電力という富があるけれど、食料に関しては非常に困窮している。
同じ東ユーラシア共和国の中でもアリーは貿易の拠点となっているから食糧事情はガルナハンよりもいい。
でも、アリーではエネルギーや食料を直接作っているわけではないから、貿易を維持するために治安という形の無い富が必要になったりする。

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ソラ
得意不得意が地域ごとにあるってことですか?

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ユウナ
そう。
地域ごとに生み出せる富は異なっているし、必要としている富も異なっている。
このことはものすごく大きな意味を持っているんだ。

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ソラ
う~ん……どういうことですか?

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ユウナ
もっているものと欲しいものが違うってことは「交渉」の余地があるって事だよね?
つまり「戦争」の前に「交渉」が出来るかもしれないってことになる。

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ソラ
……あ!

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ユウナ
そう。
これは、ものすごく小さな希望だけれど、希望には違いない。
そして、ここ東ユーラシア共和国にはその希望にかけてもいいと思える状況があった。

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ソラ
……なんだろう……?

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ユウナ
これはものすごい皮肉だけれど、デストロイによる西ユーラシア都市部の壊滅とCE77に発生した大規模な飢饉なんだ。

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ソラ
その悲劇が何で希望になるんですか?

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ユウナ
それは、その二つの悲劇の一番の原因を作り出したのがロゴスだからだね。

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ソラ
なんでロゴスが原因だと希望につながるんですか?

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ユウナ
ポイントはロゴスがもうすでに滅び去った組織ということだね。
もちろんロゴスに類する組織が壊滅しているとは思わないけれど、少なくとも直接の原因を作ったロゴスはすでにない。

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ソラ
はい。

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ユウナ
つまり、ユーラシアは結果としての悲劇のみが残って、すでにその原因となっている敵が滅びた状態だったわけだ。
これは「倒すべき敵」がいない状態を意味する。

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ソラ
…………

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ユウナ
敵がいないのだから、人々は「憎い敵を倒す」ことをせずに「困難に立ち向かう」ことに注力できるわけだね。

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ソラ
ああ!
困っている人同士で協力し合えるかもしれないってことですね。

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ユウナ
現実はそれほど楽観できるものじゃないけどね。
でも、その「かすかな希望」に僕はかけてみたくなったんだ。
だから僕はガルナハンに来たんだよ。

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ソラ
でも、今でも東ユーラシアでは「戦争」が起きてしまっていますよね……

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ユウナ
そうだね……。
だから、僕達はがんばらないといけないんだ。
少なくとも東ユーラシア共和国政府は「交渉」ではなく「圧力」で状況に対応している。
この先には「交渉」による富の分配という希望はない。
それだけは言える。

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ソラ
……いったいどうすればいいんでしょう?

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ユウナ
それは明確な答えは出せないかもしれないね。
それでも、僕達はがんばらないといけない。

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ソラ
それが「生きている」ことだからですね。

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ユウナ
うん。そうだね。
それはとても良い認識だと思うよ。

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ソラ
えへへ……

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ユウナ
よし。今回はここまで。
お疲れ様~

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ソラ
お疲れ様でした~
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