ラクスの正義
出典: 機動戦士ガンダムSEED Revival
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[編集] 概要
ラクス=クラインは「機動戦士ガンダムSEED Revival」において最も重要な人物の一人である。
このテーマでは彼女のキャラクターとしての核心である彼女の行動指針について規定する。
[編集] ラクス=クラインの目的
今作において、ラクス=クラインの行動原理はここで定義するラクスの正義に全て準じている。つまり、彼女は彼女の正義のためにだけ行動している。
究極的には彼女はこの正義の実現のためであれば、自分の命を投げ出すことに何のためらいももっていない。ラクスにとって、この正義は神から与えられた福音にも等しい存在となっている。
彼女はこの正義のためであれば、いかなる犠牲もいとわないだろう。
[編集] ラクスの求めるもの
ラクス=クラインの最大の価値であり、同時に最大の問題である要素はその「迷いのなさ」である。
彼女はいかなるときも自らの考えを曲げることは無い。その信念ともいえる意思の強さは回りのものに大きく影響を及ぼしている。
この混迷深まる世界では、誰しもが確固たる存在を欲するものである。
世界は彼女を求め、彼女は世界に答えたのである。
そんなラクス=クラインが求めるもの。それが「平和」である。
ここで言う「平和」とは非戦争状態のことのみを指すものではない。ラクス=クラインの求めてやまない「平和」。それは究極の定常状態である。
一般的に平和と戦争は対極の状態であり、平和の対義語は戦争であるという誤解は多くの人々に受け入れられている。本来の平和とは戦争・災害・貧困・飢餓・疾病・教育格差・情報格差など多くの問題が解決された状態である。
ラクスは上記の平和という概念について正確に理解をしている。そして、それゆえにその状態が通常の方法では実現不可能であるという現実を理解している。
そもそも、全ての人を救うことは出来ない。人々の思いは複雑に絡まりすぎているし、なによりも全ての人々を救うことが出来るほど、この世界には余裕が無い。
しかし、彼女は隣人を救いたいと願ってやまない。隣人達の笑顔が満ち溢れている世界が実現できれば、それはどれほどにすばらしいことだろう。そう彼女は望み続けている。
そして、彼女の隣人の範囲は通常のはるかに超え、全世界に広がっている。
そう、ラクス=クラインは世界を愛しているのである。
その結果として、彼女は世界が求める「賢者」として世界を導くことにより平和を実現することを覚悟する(「賢者」の意味については「賢者の絶対正義VS愚者の試行錯誤」を参照のこと)。
[編集] ラクスの正義
「賢者」であることを覚悟したラクスは平和の使者として世界中で活動を始める。
しかし、その活動は必ずしも順風満帆とは行かなかった。
オーブ・大西洋連邦戦争やユーラシア東西内戦など世界は戦乱に満ち溢れていた。そんな世界に対してラクスは平和を訴え続けた。
しかし、世界には歌姫の「夢」に耳を傾けることが出来るほどの余裕はない。
そして、彼女は一つの確信にたどり着いてしまう。
人々は世界に平和をもたらさないという確信に。
そして彼女の傍らにあるキラとアスランという二振りの剣、カガリ=ユラ=アスハと言う人々の希望。
それらはラクスにとって平和への希望そのものであった。
そして、彼女は彼女の正義を行使し始める。
希望の名の下に二振りの剣をもって。
[編集] テーマの表現方法
[編集] 状況
ラクスの正義は治安警察やピースガーディアンという軍事力と統一地球圏連合という政治力によって実現されようとしている。
その実現方法は結果を性急に求めすぎるために、非常に強引なものであり、被害を受けるものにとってはラクス=クラインとカガリ=ユラ=アスハという名は憎むべき名となっている。
しかし、ラクスは自分を憎むものに対しても愛情を感じつづける。
彼女にとって世界は隣人でありつづけているために。
そして、彼女の愛は世界に一つの秩序を形作っている。その秩序は確実に平和な世界へと世界を導いていっている。
[編集] 人物
この「理想」とは平和への希望そのものである。
その理想そのものは、多くの人々が望んでやまないものであり、それゆえに多くの血が流されているというのは悲劇以外の何者でも無いだろう。
しかしその「理想」とは独善であり、仮にその理想が実現されたとしても、永遠に続くものではない。むしろ、彼女の死と共に滅び行くうたかたの夢に過ぎない。
それゆえに賢者の絶対正義は愚者の試行錯誤により変容する。
それがソラの正義とラクスの正義の関係である。
[編集] テーマの核心
愛という独善。それがラクスの正義である。
